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屋外トイレを設置する理由

①工場・事務所

■男女別々のトイレにするために

法律で事務所等の労働環境をよくすることを目的として、男女別のトイレの設置が義務付けられたことが、理由の一つとして挙げられます。法律の詳細は省きますが、下記の二つの法律がこれに該当します。
①労働安全衛生規則第628条 ②事務所衛生基準規則第17条
この二つには、男性用と女性用にトイレを区別することが明記されており、事務所内のトイレをすぐに工事できないところでは事業所の敷地内にユニット式のトイレを設置しています。
労働安全衛生規則には、従業員の安全や健康にかかわるいろいろな条項がありますが、従業員が働きやすい環境を整えることで、
業績アップにもつながります。そのためにも、労働安全衛生規則に目を通し、法令順守を徹底することが大切となります。

■主に屋外で作業する人のために

工場では、一日の大半を屋外で作業する従業員のために、屋外にトイレを設置します。
〇我慢させない 〇業務の効率アップ 〇安心感 等により、雇用の確保にもつながります。

■出入りする取引先(運送会社等)のために

工場等では、運送会社のトラックが常に往来しています。積み降ろしにも時間がかかり、その際に使用する屋外トイレを設置する会社も多く見られます。
他社の人間が事務所内のトイレを使用するのは気を遣うことがあり、また、様々な社外秘がある事務所では社外の人間が使用するのは困難な場合もありますので、屋外トイレの意義は大きいものとなります。

②工事現場

■女性も活用しやすい【快適トイレ】を原則化

これまでも多くの仮設トイレが使用されてきた工事現場ですが、国土交通省では、建設現場において男女ともに働きやすい環境とするため、ワーク・ライフ・バランスを推進できる環境整備を進めています
特に、女性技術者等に不評であったトイレについて平成28年10月1日以降に入札手続きを開始する土木工事から「快適トイレ(女性も活用しやすいトイレ)」を原則化することとし、
「快適トイレ」の標準仕様を決定しました。(平成28年8月4日記者発表)

■雇用確保のために

ゼネコン等の建設会社も雇用の確保のために、特に長期間に亘る建設現場では、高機能な屋外トイレを設置するところが増えてきています。夏の暑さや冬の寒さへの対策も多く見受けられるようになっています。

■専用性の意識の高まり

例えば、高速道路を中心とした道路工事に使用されている、移動を前提として軽トラックにも積載できる【車載トイレ】や
狭小地で通常の仮設トイレが入れない場所に使用される【簡易組立式トイレ】など、〇〇専用トイレのような専用性への意識が高まり、増加しております。

③イベント会場

■多種多様な人々に対応

屋外のイベント会場では多く仮設トイレが使用されていますが、最近では、多くの人に効率よく、また快適に使用して頂くように様々なトイレが使われています。
例えば、車いす使用者も使用できる【ユニバーサルトイレ】、多くの男性が効率よく使用できる【男性小便専用トイレ】などがその典型です。

■トイレの快適性も集客の一つ

従来の仮設トイレのイメージは、“くさい・汚い・暗い”ですが、今は、その匂いをほぼ無臭にできる防臭剤も販売されており、
口コミでイベントの集客につながっている場合も多いようです。また、人感センサー付きライトで明るさも確保できる装備も人気です。

③公園・グランド

■コストパフォーマンスに優れる

公共・民間問わず、単なるプラスチックの仮設トイレではなく、コストパフォーマンスに優れたスタイリッシュな屋外トイレの設置が
多くなっています。“仮設”ではなく“常設”のため、見た目も使用感も重要であることが見受けられます。
また、車いす使用者も使用できる【ユニバーサルタイプ】のユニット式トイレの設置が全国的に増えています。

■短工期

“常設”の場合は、設置に関わる工事が必要となりますが、ユニット式は建設式と比べ短工期であり、公園やグランドが使用できない期間が短く済みます。
以前はコンクリートや木製等が多いイメージでしたが、ユニット式が多くなってきたのはそういった理由があるのでしょう。

④農園

■家と作業場が離れている人のために

・農業従事者には、自宅と作業場(畑等)が離れている場合が少なくありません。また、自宅の外(庭や小屋等)で作業する場合も多く、
その場合は、自宅のトイレを使用するには、〇効率が悪い 〇汚れた服装で家に入りたくない 〇我慢できない 等
の理由からいわゆる“外トイレ”を設置する場合が多く見られ、特に女性のための設置が大きな理由です。

■観光農園等のお客様対策

お客様をお迎えする観光農園では、車いす使用者も使用できる【ユニバーサルトイレ】の設置も多く、また、快適でおしゃれなトイレの設置も増えています。
今では旅行会社が観光農園を指定する際は、屋外トイレの有無を確認しているそうです。

⑤寺院・神社

■初詣対応

初詣には、臨時の仮設トイレが設置されているところが見受けられます。規模の大きいところでは、
常設のトイレが数カ所設置されていますが、それでも足りず参拝者用として屋外トイレの数を増加している傾向があります。
また、手洗い専用のユニットや消毒液の設置も増えています。

■檀家さんや氏子さんのために

常設トイレが設置されている理由は全て檀家さんや氏子さんの満足度向上のためであることが言えます。
しかも近年では従来の“汚いトイレ”ではなく、清潔でスタイリッシュなものや景観を損なわないものが多く、気持ちよく使用できる
トイレが増えています。また、そのほとんどが洋式便器を採用しており、安心感のあるものとなっています。
特に女性トイレの混雑緩和と快適性・利便性の向上を図るため、大便器ブース数を倍増し、パウダーコーナーを設置したり、
おもてなしの心からすべてウォシュレットを設置しています。
一方で、様々な人が使用できるバリアフリー・ユニバーサルデザイントイレの設置も増えており、満足度向上のための策を取っています。